通勤電車で前にいた女(5)

adachi-mamoru2009-03-03

ある金曜日の深夜0時前後だった。
俺は飲み会から帰ってきて、香織の部屋を覗いた。
部屋の電気は薄暗かった。


「なんだ、まだ帰ってないのか……」と思い、
風呂に入ろうとしたとき、異変に気づいたのだ。
香織の上ずった声が聞こえてくる。


「あん……あぁっ……あん……」


「あふぅ……あんっ……」



「やめて……やめてぇ……いけません」


もしかして……


俺はひどくあわてた。
香織が男を連れ込んだのか、と思ったのだ。
だが、男の声は聞こえてこない。


「ねぇ……本当に困るんです。いけません……うぅ」

「私濡れてなんかいません」


オナニーしてるんだ……。


どうやら無理やり攻められているシチュエイションだ。
ときおり、ピチャピチャという音も聞こえてくる。
どうやらかなりアソコをぬらしているようだ。


あの真面目そうな香織が……
俺はパソコンの前から離れられなくなってしまった。
なんとなく動きは判明できそうな暗さだった。


あぁ、す、すごい硬い……だ、だめ」

香織の声は少しずつ大きくなっている。
かなり興奮してきているようだ。


「あんっ、あんっ、あんっいぃ!


「だ、だめ、あたしおかしくなっちゃう!」

、入れてぇぇ入れてぇぇ。入れてほしいのぉ、あんっ

「そう、そう、いいのぉ、ついてぇ、もっとぉ!お願い!」

あんっあんっいい!いい!気持ちいいの!」


攻められていたハズの香織だったが、
途中からは完全にセックスを楽しむ牝に変わっていた……。


「ねぇ……あたしのアソコ、どうなってる?」


いやぁん、びちょびちょになってるの?ねぇ?ねぇ?」

こんなにも激しく女は変わるものなのか
興奮しながら見ていると、
香織はおどろくべき一言を発した。


「ねぇ、こんなふうにしたの誰?、あなたよ」


「あなたが電車で硬いの、押しつけたからあたし、こんなにビチョビチョになっちゃったのよ、ねぇ、そんなとこにいないで入れたいなら入れればいいじゃない」

心臓が高鳴る!
全部バレていたのか?


だが、そうではなかった。

あんっ!あんっ!こんなに硬くなって。なめるの?」

「あふっ、んっん、



自分の指をなめる香織。



「んっ、ん、ん、ぢゅぱ、美味しいです」


「今度は後ろから?だめよ、だめ、だめ、あぁんっ、あんっ

「はっ、はっ、うっ、くっ、いいっ!もういっちゃうぅ!

いく!いく!いくいくいくいく!いく!う、上杉部長……

はぁはぁはぁ……」


もちろん俺も一緒にいっていた。
香織が感じていた状況は、1週間前の俺のことにたぶん間違いない!
だが、最後に出てきた上杉部長とは誰のことなのか?

こんな状況をほっておいていいハズがない。



よし!


俺はいよいよ香織をヤる時が来た、と思っていた。

部屋の合鍵はもっているが、
それは最後の切り札だ。


慎重に慎重をかさねて
万全を期さねば……。


そんなことを考えていた。
香織の部屋を訪問するのは、来週の金曜日の夜に決めた。

(つづく)